ＡＴＳ３４　平面研磨鋼板の販売

ＡＴＳ３４鋼の薄板のお問合せが多いので、5mm厚板を平面研磨して薄くしました。鋼板をそらさないように薄くするのは高度な技術が必要なため価格は高めになってしまいます。

新サイズ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　4.0mm厚   x  40mm幅    x   250mm  1枚　   ￥５, ２９０(税込) NEW　　　3.0mm厚 ｘ 30mm幅    x   300mm  1枚　     ￥３, ０００(税込)　   　　　2.5mm厚  x  25mm幅    x   300mm  1枚　      ￥２,５００(税込) 　　  2. 0mm厚  x  200mm幅 x 300ｍｍ １枚      ¥２２,５００ (税込)　　　　　　　　　　           表面は研磨機による回転の模様がついています。

日立金属は２０１７年ナイフ用鋼材の製造を終了致しました。　　以下の鋼材は当店の在庫限りで販売終了となりますので、ご承知ください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＡＴＳ３４鋼　　　厚さ２mm、２.５mm、３.０mm、３.５mm、４.０mmは終了しました。平面研磨鋼材をご利用ください。　　　　　　　　　　　　　　　　　リストに掲載のサイズでもすでに品切れの場合もございますので　　　　　　　　　　　　　 必ず在庫お問合せの上、ご注文をお願いいたします。

ナイフ用鋼材のサイズと価格　　　　　　　　2022.  6. 30 現在

鋼材のご注文は 「鋼材名・サイズ・本数」 をメールでお知らせください。             kikuhide@hamono-net.or.jp

ＡＴＳ３４鋼が１９７４年に開発されてから､ご存知のようにカスタムナイフ用の鋼材として高い評価を頂き､国内はもとよりアメリカの有名メーカー(例えばＲ.Ｗ.ラブレスやジョンソン)も採用されました。

当社では日立金属より「製造工程」､｢外見｣に改良を加えたＫタイプ鋼材をお届けしています。加工しやすさ、強度、表面の精度、サイズの豊富さなどから皆様に高い評価をいただいています。

 ○「日立金属ヤスキハガネ」ラベルの貼付け

鋼材はカットしますと無印になり責任が不明確になります｡ｋタイプ鋼材には日立金属安来工場の製品であることを表示するラベルを貼付しています｡ただし当社で「Ｄ２」と表示してあります鋼材は「日立金属ヤスキハガネＳＫＤ１１」が正式名です｡「Ｄ２」はアメリカの表示名で日立金属の正式名称（ＳＬＤ　JIS SKD11）ではないため､「日立金属ヤスキハガネ」の表示ができませんのでご承知ください。

☆タイプ ｋ 鋼材の特長　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１．厳選された原料、２方向圧延(クロスロール)

ＡＴＳ３４は安来地方の砂鉄を原料とした海綿鉄を主に使用しているため不純物の含有率が極端に少ないという特徴があります。ですからたとえ表面上同じでも品質は異なります。

鋼塊(インゴット)を細長く圧延する際、通常は縦方向だけの圧延です(通常市販の平角棒板)が、ｋタイプでは縦横２方向の圧延(クロスロール)してあるため顕微鏡的に見ても縦横の違いがなくなりました。また２方向圧延で網目状に圧延されたあと、表面の精度を出すためにもう一度焼鈍し、冷間圧延しますので炭化物の球状化がさらに促進されます。このため強度がさらに増加しています。通常刃物は圧延方向に長く作るのが常識ですが、クロスロールによりこの制限がなくなりました。

２.平面精度、厚さ精度が高い。

通常の鋼材は黒皮と称する凹凸の固い表皮があり、削る前に表面を平らにする必要があります。このため機械で平面研磨するか､(研磨の目が＃２４０程度なので、さらに御自分で仕上げが必要です。)　ベルトサンダーで黒皮を削り取る必要があります。ｋタイプでは黒皮がなく、平面が最初から出ていますので時間と研磨ベルトの節約になります。表面の黒色は防錆のためのコ-ティングです。表面を指でなぜていただけばその平面性がお分かりになります。厚さもｋタイプでは０．１ｍｍ以下の誤差ですのでご希望の厚さが入手できます。とくにフォールディングナイフでは厚さの精度が重要です。

３．加工が簡単　・　・　・　ヤスリでもらくに削れます｡

プロナイフメーカーからは削りやすく、孔開けもらくで、ドリルやボルトの持ちがよくなったと評価されています。これは２方向圧延のあと、表面精度をだすため、さらに冷間圧延をするために、完全な焼きなましをしているからです。特にヤスリなど手作業で削る方はその削りやすさを実感されるでしょう。

〇ナイフ用鋼材の熱処理

鋼材は熱処理していません。加工しやすいようになましてあります（焼鈍）。形を削り出したあと､　ナイフを熟知した熱処理工場に依頼して熱処理（焼き入れ／焼戻し）ください。鋼材は熱処理をして初めて刃物の硬さになります。　同じ鋼材でも熱処理によってその品質は変わってしまいます。特に薄い鋼材はそり、ひび割れの恐れが大きく、防止するには鋼材の削り方も影響してきます。

４４０Ｃ、銀紙１号、銀紙３号､Ｄ２(SKD１１)もｋタイプ鋼材です。※ご注意　タイプｋ鋼材は製造工程の改善による新タイプの鋼材です。タイプｋ鋼材の成分は黒皮材と同じですので、熱処理温度は変わりません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　［タイプｋ］は日立金属の鋼種名ではなく、当社独自の区別記号です。

• 幅２２０ミリ✕長さ１ﾒｰﾄﾙなどサイズ、価格など詳細はお問合せください。

ナイフブレードの真空熱処理も約４０年程以前からナイフ鋼材の取扱いに優れた熱処理業者に依頼してお引き受けしています。

その他　注記