二代目 長太郎作 総火造ラシャ鋏 310mm 東京製(東鋏) SH41 販売済

販売済 SOLD OUT

右は310mm 左は280mm いずれも総火造り
総火造り 310mm

二代目長太郎( 本名 石塚光太郎 1906-1963)が総火造りで製作した裁鋏です。 特に技術的に優れていると言われたのが二代目です。総火造りは1本の細長い地鉄を赤めて烏口というからすの嘴のようなたたき台の上で槌を使用してハンドルの形をたたき出す技術です。 このあと刃となる部分にハガネを鍛接して焼入れし、砥石とヤスリで形を整えます。 通常の裁鋏は特殊な鋳物で製造されたハンドルを刃部と溶接して製造しています。

すでにこの技術を承継しているハサミ鍛冶はいなくなりつつあります。 全長310mm(一尺)です。大変めずらしいことに桐箱に箱書きがされています。 「総火造 壹尺 二代目 長太郎作」

東京製裁鋏の最高峰。 三代目長太郎もすでに平成26年末を持って製作を中止しました。
銀座菊秀は初代より長太郎と取引があり、伝説の裁鋏職人といわれる初代、二代目の作品を所有しています。
長太郎は昔から洋裁、和裁に携わるプロのあこがれの裁鋏で、一度使ったらその使い易さ、気持ちよさに手離せなくなるといわれています。
刃元から先端まで同じ力でスムースに開閉ができ、また余計な肉をそぎ落とした軽さとバランスはほかに比べるものがないと言われてきました。 販売終了いたしました。

鋼種 構造 総火造り ヤスキハガネ 着鋼
仕上げ 銑磨き仕上げ
全長㎜ 310㎜
重さg 408g

東京製

その他 注記