菊和弘 新作 総火造裁鋏 260mm 東鋏 東京都伝統工芸士 SH51

販売済 ありがとうございました。

和弘は2018年2月に急逝しました。               ご注文はお受けできなくなりました。

平成29年夏の総火造裁鋏最新作です。本名大河原享幸は最後の総火造による裁鋏職人の東京都の伝統工芸士です。当社では古くから和弘製の裁鋏を取り扱ってきました。 高度な技術を持つハサミ職人で、総火造の裁鋏を普段でも簡単に製作していた感じで す。  85歳ですので、あと何本製作できるかと励んでいます。 その滑らかな動きは一度お試しください。            総火造りは1本の細長い地鉄を赤めて烏口というからすの嘴のようなたたき台の上で槌を使用してハンドルの形をたたき出す技術です。 このあと刃となる部分にハガネを鍛接して焼入れし、砥石とヤスリで形を整えます。 通常の裁鋏は特殊な鋳物で製造されたハンドルを刃部と溶接して製造しています。                             総火造りですが価格はリーズナブルで本当に最後の手造りハサミ職人です。 東京は裁鋏の産地なのですが、いまや風前の灯といった状況です。 レーザーやウオータージェットで大量に生地をカットする時代になり、裁鋏の需要が激減したためです。

すでに製造販売とも終了いたしました。

鋼種 構造 安来青紙鋼 着鋼
仕上げ 銑磨き仕上げ
全長㎜ 260㎜
重さg 215g

 

その他 注記